9/23 手塩 ー サロベツ原野線 ー 稚内 ー 宗谷岬 ー 鬼志別 ー 浜猿払 ー エヌサカ線 ー クッチャロ湖
距離は170kmくらいだけど、稚内からの100kmはもう10-15mの向かい風。ちょっと斜って吹くことはあってもほぼ真向かい。
知来別で、もう沿岸をゆくのがいやになって、内陸の丘陵に向かって、鬼志別へ。
鬼志別の駅舎跡で、近くのスーパーで買った寿司の弁当を食べながら、「そういえば、、」とふと、インディギルカの事を思いだし、、
鬼志別の廃校になった小中学校跡へ行ってみたが、なにもない。
「しょーがないなー、こういの苦手なんだがなあ」と思いながら、(立派なホタテ王国の)役場に入っていって、尋ねる。
「あのう、以前、さるふつ公園にあったインディギルカの記念館が老朽化して、取り壊され、その展示物だけは、どこかの廃校になった小学校に移設して展示される予定だと、数年前に教育委員会の方に教えていただいたのですが、それはこの鬼志別の校舎、、云々、、、」」
するとどうやら、それは、ここ鬼志別ではなく、平成26年に廃校になった浜猿払の小学校だそう。
民族資料館という名目で運営しているが、いまだに準備中で、常時開放されてはおらず、訪問の要請があった時にだけ、一時的に開館するだけ、という。
まあ、そんな次第なので、諦めて帰ろうとしたが、、
「ちょっと待ってて下さいね」と役場のお姉さん、どこかに電話してくれている。
「あのう、これからすぐでよければ、職員を回して開けますが」と、言う。
「ありがたいのですが、自転車でこの向かい風なので、浜猿払までは1時間かかります」
ふたたび、お姉さん電話口に戻り、、
「14時に教育委員会の職員を待機させますので、どうぞ、、」
と、そんな次第で、まだ未完成の民族資料館を訪問させていただいた。
現役と退職者の有志4名で、こつこつ構成中とのことで、常時開館までの道程は遠い、という。
ちなみに、インディギルカは、あくまでも、その資料館の一部門。
浜猿払へ出た以上、向かい風10m、空は曇だらけになったエヌサカ線を抜けて、クッチャロ湖へ。
クッチャロ湖の夕焼けなんて、もういいやと、すっかり諦め、それでも今日は頑張ったぶん、いい1日だった、と思っていたが、
日没間際、の僅か15分、雲の切れまから、湖面に陽がさし、、
奇跡のような夕焼け