トカラの”ツケ”を払う
雨上がりの宝島で、グラスを額に跳ね上げたまま走ってて、右目にちょっとしたゴミが入った。
「あれ、これって、なんとなくいつまでも出てゆかなくて、ひょっとして眼科ゆきだろうか?」なんて変な予感がした。
まあ、それにはそれで、ちょっとしたそれ以前の経緯があって・・・
1)恩のある某眼科の老先生が勲章をいただいて、その叙勲祝賀会に招待されたにもかかわらず、列席せず
2)お詫びを兼ねて、お祝いの品を届けにお伺いしたら・・・
3)祝賀会の翌日、わざわざ、お礼をかねて、訪問していただいて・・・
etc, etc///
まあ、実際のところ、トカラから帰る頃には眼の異物感も消えていて、「こりゃ杞憂だったか」なんて思っていたのだが・・
埼玉に帰って、しばらくすると、花粉症のせいなのか、再び眼がゴロゴロしだしたので、抗生物質とステロイドの点眼でだましていたが、ついにはメガネをしていても、流涙がひどくて自転車にも乗れなくなった。
上眼瞼を跳ね上げてみると、強膜炎を起こしている。自分で一生懸命探しても異物は見つからない。
併せて、ヒノキ花粉が飛び出したせいで、左目も、鼻涙管も閉塞しだしたらしく、流涙がひどい。
諦めて、眼科のH先生に電話して、「すみません、助けてください」なんてお願いして、ワイン抱えて診てもらいに行った。
案の定、なんだか訳のわからん植物の種子のトゲが眼球結末にコビリ着いていて、トカラ以降、2週間、眼の上を遊んでいたので、角膜にも細かな傷を付けていた。
局麻して、ちょちょいと取り除いてもらって、ついでに左目の鼻涙管もブジー通してもらって、一件落着。
そんな矢先、チャーターしたななしまの請求書も届き、旅前の見積もりと大差なく、40万円強を振り込む。
まあ、公共交通機関(フェリーとしま)で行く、っていうのが旅の正道なんだろうけど、するってえと、時期にもよるが1週間から10日は費やさないとトカラ全島制覇できない。
5年越し、行きたい行きたいと思い続けたトカラ全島を、たった2日強で、急ぎ足ながら、しかも誰にも邪魔されずに自分好みのペースで踏破できたのだから、安いと思う、ことにする。