西郷発ー西ノ島を走り尽くしー海士
隠岐行きを決めたのは、フェリーの特別室があっさり空いてたから。
すみませんが、個室じゃないと、きついんです。
広間だと、ヒトの臭いのキツさがダメなんです。
それなりの人出は覚悟してたんですが、西ノ島、だーれもいなかった。神様からいただいた休日と感謝します。
西ノ島は、山岳レースみたく、10ー15%坂道の”いってこい”ばかりなので、かなり疲れます。
マゾヒスティックにモガいて、途中で、プシューとベータエンドルフィンが吹き出したあと、あの高台から見下ろす丘陵と海の爽快さたるや、ナニモノにも引き換えようがありません。
当然、島中、自転車は自分だけ。島の軽トラのおっさんみんな、「なんで、こんなとこ、バカか?」みたく、笑ってます。そんなむちゃしてる自分がうれしい。
夕暮れまで摩天崖にいたかったけど、早々、別府港に降りて、中ノ島にフェリーどうぜん で移動。
今夜泊まってる菱浦のホテル以外、島前には民宿みたいな宿しかありません。
料理、隠岐お得意のナマ物どっかん!! をやめて、手の込んだ地産キュイジーヌにしたそうです。平均的な味付けで、とても美味しいです。
でも、他の客は不満みたいでブチブチ言ってます。
後ろのオッサンは、ひとり旅みたいですが、ブシュブシュと音をたてて食べるので、その音だけで吐き気がします。
前のテーブルの4人連れおばさんは、地方議員財界人のハイソチック奥さんだまりらしく、オーケストラ、劇場、コンサート、と、安っぽいオジマン話を大声で・・
ジミントー、アベっちで儲けさせていただいた族ばかりで、おとうさっもおっかあさも、ブタになっちゃってます。
クレームたれる客が異様に多く、フロントの支配人らしきおじさんは」右往左往しています。
前のテーブルのタワゴトおばさんのヒトリが、この時期、毛糸のキャップ被ったままでいらっしゃる。
「もしかして、このヒト、抗ガン剤つかってて余命いくばくもない、最後の旅なのかもしれない」なんて思念が頭をよぎると、切なくもおもえるので、ああ人間てのは、もう、どうしようないですね。
BGMはひたすら、ウインダムヒル・・・アッカーマン連続。
実は自分の部屋、エレベータの脇で、動作音がうるさいので、部屋を替えてもらおう、思っていたが、フロントの人が忙しく動き回っていて、かわいそうでもうなにも言えない。まあ、おばさんたちの大声に比べれば、静かなものだと我慢します。
こんなとこにも、中国人がいて、廊下で大声でわめいてる。これも彼らの文化なんでしょ。まあジャップもかわらんけどね。
ああ、心頭滅却、心穏やかにすごしたい・・・