何年ぶりだろう、竹ちゃん、に寄った。実は去年あたりも、暖簾をくぐっちゃいるんだが、ここ数年、稚内も観光客が増え、この店のすぐ裏にドーミーインなんて、オートバイカー様々専科のビジホもできて、まあ、いつ行っても満席だったのだ。
なので、今日は5時オープンを見計らって、突入。シメシメと、喜んだ。
あれ、でもどうしたんだこれ??
まったく、かつての面影もない、お味。
そういやイケスもなくなった。
タラバガニは焼き過ぎて萎び、地物の刺し盛り、とやらは、画像の通り。
あれ、いつまで待っても、カウンターには若、だけで、オヤジさんが出てこない。
オヤジさんの、調理師免許や、組合員札は下がったままなので、「まあ、たまたま」なのかなあ、とは思っていた。
「あれ、今日はオヤジさんは?」なんて、聞くほどのよしみ、ではない。
カウンターの隅に居たんだが、17:30で店は既に満席。客を次々追い返してる。
1800になったら、ここでて、ラーメン行こうと思ってた矢先、2人つれの地元客が来た。
自分が出れば、二人なら入れるので、「あ、マスター、俺もうでます、お勘定」と声を掛けた。
若女将が出てきてレジを打つ。すると女将、オレの顔を覚えていてくれたらしく、「なんか、太りましたねえ」なんて笑う。
なので、ついつい、「オヤジさん、今日いないですか?」なんて、口が滑る。
若女将、カウンターのダンナに目配せする。ダンナ、黙って、ただ会釈する。
「ああ、おとうさん、亡くなったんです」と、若女将(大女将さんは、としとったが、まだフロアで頑張ってる)。
「いつ?」
「3年前、、、」
「、、、ああ、そう、、」
店を出て、近くのラーメン屋(広宣)に向かう途中、寄ったことのない、新しいラーメン屋を発見して寄ってみた。
店の壁には、多分みんな芸人さんなんだろう、サインとか写真がいっぱい。志村けん、だけは自分にもわかった。
結果、これも、ゲロまず。
さらば稚内のロマン。
今夜、南稚内は祭りのはず、でも、もう、ナジミだったインカムも潰れたし、足は向かない。