2020.4.28(火曜)〜5.7(木曜) 鹿児島−>出雲 隠れ旅
このGW、本来はひとりで鹿児島空港まで飛んで、そこから九州の山中を、えびの〜人吉〜椎葉〜五ヶ瀬〜日田と走り抜けて、小倉へでて、そこから山陰へ向かう予定だった。
しかし、4月15日頃になって、まずは2泊目に宿泊予定だった「ゆのまえ温泉 湯楽里」から人吉でコロナがでたので休業する、との連絡が入った。
ついでその代替で押さえた「人吉温泉 あゆの里」も20日すぎになって、GWは休業するとの連絡。
そうこうしているウチにあれよあれよと首都圏や阪神圏に追従するように全国的に緊急事態宣言となり、GWがあける5/5までは、移動の自粛要請。
途端にバックアップも含め予約しておいた4/28、4/29のANA羽田―鹿児島便がフライトキャンセルとなった。
ここで、いったん九州山中の旅は諦めて、GWはF爺に付き合ってもらって、キャラバンに自転車を積み込んで、東北か北陸あたりをふらつこうかと考えた。
GW直前になって、緊急事態だろうがなんだがもう、関係ない。世情の翻弄されるのもうんざりなので、もう意地でも最初のプランどおり九州へ行こう、と決心した。
宿の見つからないことも想定しつつ、4/28(木)の夜にキャラバンで埼玉をでて、どこかで一泊しながら、4/29(金)の夕刻に大阪南港へ至り、そこからフェリーで志布志に入り、4/30(土)から走りだすという計画を立てた。
しかし、なんとなく最近のF爺の運転も怪しくなってきたのであんまり高速を長距離走らせるのもあぶないし・・、この時期、御不浄もの扱いされる首都圏ナンバーで全国を走り回るのもなんとなく気が引けた。
4/24に秩父の山中を走っているときに、F爺が「いまサンライズ出雲なんて乗車率10%で間引き運転するそうですよ」なんてことを言っていたので、WEBでニュースをまさぐると・・・
なんと、いままで駅の窓口に並ばなければ買えなかったサンライズが、E5489であっさりWEB予約できるようになっていた。
4/28発のサンライズ瀬戸にはシングルデラックスとサンライズツインの空室が残されていたので、あっさりその2室を予約。
サンライズ高松を岡山駅で下りて、つなぎのよい九州新幹線に乗り替えれば、4/29 午前10時には鹿児島中央駅に、ついてしまう。
復路便についてもガラガラで、結局5/,5/6,5/7の3日分、サンライズ出雲の出雲市―東京を2室ずつWEB予約。
そしてレンタカー。TIMESでWEB予約を試みると、デミオのクラスなら、特別割引で、4/28鹿児島中央駅前借入->5/7 夕刻 出雲市駅前返却で、乗り捨て料金込、全保険インクルードでなんとたったの10万円。
・・・・ということで、F爺にレンタカーでサポートしてもらって、九州の背骨を走り抜けるという旅のプランを再構築して出発することにした。
出発前日の4月26日の晩、椎葉村の民宿(4/28(水)一泊)が楽天トラベルで予約可能だったので予約した。「なんか埼玉からの客なんて嫌がられるだろうな・・・」と思っていたら、案の定、翌朝一番に宿の主から携帯に電話が来て、「急に葬式ができたので宿が休業となった」とのこと、「・・・・なにもそこまで言わなくても」と思いながら、「じゃあGW開いてる宿は椎葉村にはもうないですかねえ?」と聞くと「ない」という。
道中行く先々、こんな感じなのかなあ、と不安を感じつつ出発した。
4月28日(火)
午前で終業。月末の事務作業終了後、大宮まで帰るCちゃんと、18時台の新幹線で一緒に出発するだったが、東京駅に飲食店の営業がないことがわかり、自分達は出発を19時台の新幹線にした。
イストで本庄早稲田駅まで移動。移動中にコンビニ(十条のセブンイレブン)で翌朝分までの弁当・飲み物・氷などを買い込む(東京駅の売店がクローズしているため)。
イストは本早駅の駐車場に置いたままにする。
東京駅は緊急事態宣言で、弁当屋一件以外すべてクローズ(そこで追加で弁当購入)。
9番線ホームでひたすら1時間ほど、サンライズの到着を待って乗車。
4月28日
たにがわ(全車禁煙)414号 本庄早稲田(19:51)~東京(20:40) 9号車 12番A, 13番A 3,130円 x2
乗車券 本庄早稲田~鹿児島中央 32,270円 x2
特急サンライズ瀬戸 東京22:00-岡山06:27(高松07:27)
A寝台個室禁煙 4号車21番 シングルDX 17,280円
B診断個室喫煙4号車4番 サンライズツイン22,000円
4月29(水)
サンライズ瀬戸を岡山駅で06:27に下車して、新幹線ホームに移動。「みずほ」に乗り換える。鹿児島中央駅では体温スキャンをしていた。各県の知事が「他県ナンバーを見かけたら云々」とか大騒ぎしていたので、何か特別な取り組みでもするのかと思っていたが、結局この検温以外、特別な取り組みには、なにも出会うことはなかった。
新幹線みずほ601号 岡山06:51 – 鹿児島中央 09:46
6号車(グリーン) 15番A席・B席 17,990円 x2
鹿児島中央駅から歩いて、タイムズカーレンタル鹿児島中央駅前店まで移動。
タイムズカーレンタル
鹿児島中央駅前 2020/04/29 10:00 -> 出雲市駅前 2020/05/07 17:00
C-1(クラス指定) 車両はデミオだった 、AT、安心補償コース
割引サービス ・・・ キャンペーン割引
基本料金 24,564円
ワンウェイ料金 52,000円
補償料金 18,000円
消費税 9,656円
総額 106,220円
レンタカーでえびの高原まで移動。
R3->鹿児島IC – E3九州自動車道 – 加治木JCT-溝辺鹿児島空港IC -R504 – 県道56(嘉例川駅に立ち寄る)- R223 -県道1号(えびのスカイライン)-えびの高原
えびの高原三叉路で自転車を組み上げて、11:30出発で霧島神宮駅までダウンヒル(サポート付だとついつい楽をする)。
えびの - 霧島神宮駅
https://connect.garmin.com/modern/activity/4853219243
前回までの旅で、佐多岬から霧島神宮駅までは走っっているので、この区間は割愛。
走り出してすぐ、EDGE1030のナビゲーション地図にスジが入ってしまい、動作がおかしい。
これはコースナビゲーション中だけにでる異常で、どうやら最近のアップデートでメモリの使用量がいっぱいになってしまっているようだ。旅の間じゅうこの症状は続いた。
霧島神宮駅前に到着後、再び自転車を自動車に積み込んで、出発地点のえびの高原三叉路にまで戻る。
えびの高原三差路を13:00にスタートして、人吉まで下り、人吉校外にある宿にいったんチェックイン。そこから椎葉村方向へ向けて出発。水上村湯山までを走る。
えびの - 人吉 - 水上村湯山
https://connect.garmin.com/modern/activity/4853748659
自転車を積み込んでいる最中、地元の林業のおじさんに話しかけられるが、まったくコロナのことなど気にしている様子がなく、愛想よく話してくれた。
宿までもどる道すがら、ファミリーマートゆのまえ店に寄って、明日の朝食を買い込む。その隣の「味工房 さがら(相良)」で夕食。
熊本県球磨郡錦町大字西字白拍子768-8 0966-38-2333
人吉神城の宿(楽天トラベル)
一房山棟 17380円 x2
とっても怪不思議な施設内にあるプレハブみたいな部屋露天付宿泊施設。
https://www.shinjyounoyado.jp/
4月30日(木)
朝6時、部屋の靴箱の上に鍵を置いて出発。昨日のゴール地点、水上村湯前まで自動車で移動。
自転車で走り始めたのが06:45。コロナ騒動のせいで山間部に開いている宿がないので、この日じゅうに阿蘇まで走ってしまわなければならない(前日に阿蘇南麓にある宿を予約した)。
自分の足だけで走りきろうとすると時間が足りなので、下りやキツくない坂の区間は自力で走り、長い急坂区間だけ、車に積んでもらって頂上まで登り、そこから元の地点までを下って、時間を節約する。
そんなずるい手何度かを繰り返し、なんとか阿蘇南麓までを走りきった。
水上村湯山 - 椎葉村 - 阿蘇南麓
https://connect.garmin.com/modern/activity/4857109159
https://connect.garmin.com/modern/activity/4857981152
https://connect.garmin.com/modern/activity/4857984284
阿蘇南麓高森町まで来て、天気もいいし、こんなに交通量が少ないなら草千里まで登ってみようと思いついた。
南阿蘇白川水源駅付近で自転車を車に積み込んで、阿蘇吉田線から阿蘇山に登り、草千里の先の頂上を越えたところで自転車を組んで、そこから来た道をダウンヒル。
草千里 - 阿蘇南麓
https://connect.garmin.com/modern/activity/4858132844
こんなに人気がなく、爽快な阿蘇を走るのは初めてだった。
南阿蘇白川水源駅付近まで下り、走行ラインをつないで、そこから宿までは自動車で移動。途中GSとコンビニに寄るのは毎日のこと。
休暇村南阿蘇 泊 バストイレ付き洋室ツイン 16,500 x2
https://www.qkamura.or.jp/aso/
5月1日(金)
この日は朝食抜きで06:00に休暇村南阿蘇を出発。
昨日阿蘇南麓をダウンヒルした時のスタート地点(草千里のやや北)まで、自動車で走って、そこから阿蘇北面を06:25スタートでダウンヒル。いまだかつて、こんなに美しい阿蘇(というより日本の山岳風景)をみたことはない。朝飯なんぞに欲を出して、それをいただいてから出発するると、何より美しい夜明けの風景を見落とすことになる。
当初の予定では阿蘇から日田に抜ける予定だったが、緊急事態宣言のおかげで、ひと気がない「やまなみハイウェイ」を走るのは最高に違いないと思い、九重、由布を抜けて、別府へでることにした。
阿蘇以北、日田を抜けて北進して小倉へ至る道は、また気の向いたときに走ればいい。こんなに人気のない阿蘇・九重を走れることなど二度とないだろう。
前日同様、自分の足で進めるところまで進んで、長い急坂だけは車に積んでもらって、山頂へ登ってからダウンヒルする、というズルい手口で、線をつなぎつつ、別府湾までを走った。
草千里 - やまなみハイウェイ - 湯布院 - 別府
https://connect.garmin.com/modern/activity/4862024446
別府湾で、以前走った旅のルートに線を繋いでミッションコンプリート。
そこからはデミオに自転車を積み込んで、13:30には別府をでて、一路下関へ向かう。
早見IC-北九州JCT-関門橋-下関IC-下関。高速に乗り込んですぐに川棚温泉さんろじに電話して当日予約が可能か聞いたが、ダメだという。
下関駅前の「下関駅西ワシントンホテルプラザ」を予約する。
下関ならフグをいただこうと思い、「しのだ」に電話するが、出ない。WEBで確認すると緊急事態宣言で休業中。
他にフグをいただける店を探して、ホテルに近い大丸デパート内の飲食店に電話してみるが、こちらもでない。
昼の部クローズ前の「下関ふく総本店やぶれかぶれ」に電話すると、夜も開いているというので17:30に予約した。
この時点で翌日の宿として、長門の大谷山荘 別邸 音信に空室があったので、じゃらんで予約しておいた。
14:50には、ヤマト運輸 下関大和町センター 〒750-0066 山口県下関市東大和町2丁目12−25 にN氏に発送してもらった荷物を受け取るために立ち寄る。
ポプラ下関竹崎店に立ち寄ってからホテルへ。
ホテルへ着いたのは17時前(フグ屋の予約は17:30)。急いでシャワーを浴びて、夕食へ向かう。
「やぶれかぶれ」前の有料駐車場に車を入れて、店に入って夕食をいただく。店のお客は自分たちだけだった。
アガリは「鶏一心」でラーメンと決めていたので訪ねてみるが、やはり休業。
開いていた「豚骨ラーメン まる龍」でラーメンと餃子をいただく。F爺はラーメンはいらないというので、店の隣のセブンイレブン下関竹崎4丁目店の駐車場で待っていてもらい、帰り際にそこで翌朝の朝食などを買い込んで、ホテルへ戻る。
下関駅西ワシントンホテルプラザ
ツイン禁煙 x2 6,600円 x2
*ホテルの駐車場は立体整備中でクローズのため、タイムズパーキングに駐車。夕食にでるまでのわずかな駐車で600円、さらに一晩が千円(の予定だった)。