中部編(3/3) 糸魚川〜富山

中部編(3/3) 糸魚川〜富山 2013.10.14

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10/12(土)夜遅く、立石君がウチに来て前泊。翌日(10/13)は安曇野(穂高駅近くの犀川沿い)まで深澤BMサポートで移動。9:30から走りだして、大糸線伝いに糸魚川まで走った。その日、白馬は初冠雪。

http://connect.garmin.com/activity/389738805

なぜそこがスタート地点になったのかっていうと、それ以前に俺が、そこからスタートして犀川を信濃川合流まで下っていたから、だった、と思う。

12/13(日)の夕刻に姫川河口に到着。その晩は“ホテル国富アネックス”に宿泊。12(土)-14(月)が世間さまの連休なので、当日の空室を立石君が電話攻撃でみつけた宿(確かルートイン糸魚川の禁煙ツイン一室を事前に押さえてあったが、それは当日キャンセルした)。ホテルの食堂は団体予約で満席らしく、糸魚川駅近くの居酒屋まで出向いて夕食。1件めは予約で満席と断られ、2件めに落ち着いた。

“国富アネックス”の夜は和室一室3名。フカのいびきがすごくて、よく眠れなかったが、サポートドライバーなので文句も言えない。

翌朝は、なんか呑気にゆっくり起きて9時出発。どこまで行くか決めずに西に向かって走ってるうちに富山に着いた。ゴールは神通川の河口東岸。

富山に入ってからの海沿いは本当に綺麗だった。遠くに能登半島が見渡せた。“しんきろうサイクリングコース”なんてのもあった。ここは機会があれば、また走りたいなあ・・・。

東岩瀬駅近くの銭湯“萩の湯”で汗を流して、“祭ばやし中島店”なる回転寿司屋(ここはうまかった)で腹を満たして帰路につく。

R8を経て魚津ICから北陸自動車道に乗り、上信越道に入る。「イケイケー」「踏め踏めー」「そこは、ハイビームだろー」「左入るな、バカ」と深澤氏をアオリ続け、21時すぎには本庄着。

松ちゃんちパーキングに無断駐車。日本海庄屋で軽く打ち上げて、本庄駅発上り最終の高崎線で立石君は帰宅。

立石君との旅はのんびりしていて、いつも楽しい。

以下は、帰宅後すぐにUPしたFBからの引用。

「移動する速度に応じて旅は変わるのだ」と常々思う。あるときは空から大地を俯瞰し、あるいは特急列車や車で足早に通りすぎ、オートバイで田舎道に分け入る。自転車で旅をするにしても、我武者羅に漕ぎ続けるのと、ゆっくりと、都度立ち止まりながら旅するのでは、まったく様相が異なる。

急ぎ足で旅することは、解説書やレジュメだけを読んで、一人の作家をわかったように語るのとよく似ていると思う。たった一冊の本をゆっくりと紐解き、行間を噛みつくしながら精読する。自転車や徒歩といった、人間本来の足取りで神の手による大地という書物をゆっくりと読みほどいてゆく。

こどもの頃の大きかった世界を思い出す。隣町が異国のように思われた。

急ぎ足で異土を渡り歩き、再び、あの、未曾有の広がりをもっていた旅路に思いをはせる。

結局、僕はいままで何も見ていなかったのかもしれない。こうしてゆっくり、集落から集落へ、町から町へ渡りあるきながら、初めてその土地の風景を眺めるかのようなおののきに包まれる。

旅とは結局、太い糸、細い糸、長い糸、短い糸、さまざまな糸で、記憶の中に、幾重にも織り上げるタペストリーのようなものに違いない。